桜散る坂にて…

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「そんなこと関係ないです!」                突然声を張り上げた彼女                   「落ちこぼれだからなんなんですか!?            魔法が使えないからなんですか!?              私はあなたと友達に成りたいんです!!            あなたは私を心配して声を掛けてくれた優しい人です!!    だから私はあなたと友達に成りたいんです!!」                       俺は驚いて彼女をまじまじと見ている                            「……私とじゃ…友達なんて嫌ですか?」                          最後には涙目に成っている彼女…               俺は本当に嬉しかった…                   「そんな訳ないだろ?     君みたいな子なら大歓迎さ…」                すっと俺は手を出す                     「これからよろしくな…    俺は霞谷慶策だ」                      「霞谷慶策君ですか…     私は白波渚(しらなみなぎさ)です」                            差し出した手を…白波はしっかりと握ってくれた…                      その手の温もりは…      何とも言えない優しさがあった…
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