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あまりにも低い声で言う俺を、 渚は驚いた表情で、 俺の真後ろに居る“そいつ”と交互に見る 俺はゆっくりと振り向いてやった 反応しないとうるさいからな… 居たのは、 俺と同じ銀髪の少女 セミロングで整えられた髪は見るものを引き寄せる美しさを持ち その顔立ちは誰もが振り返る程美しく整っており、 眼の両端は猫の様に少し釣り上がっていて、 笑えば悪戯っぽく見える 誰もが美しいと思うだろうそいつ… 今では大嫌いな人間の一人… 「気安く呼ばないでくれない? 虫酸が走るわ」 俺の元家族… 俺の双子の妹にして次期霞谷家当主… 霞谷梨菜(かすやりな)だった
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