桜散る坂にて…

3/8
151人が本棚に入れています
本棚に追加
/41ページ
俺は訳あって魔法が欠片も使えない…             “自分だけの力”では…                   だから俺の両親は俺を捨てた… 形式上な…                         先程言ったように俺の家はこの世でかなり有名な大貴族…    自分の子を捨てたって世間に知れたらどうなるか…                      だから両親はこう考えた                   “俺を聖セントリア魔法学園に通わせ卒業させる”                      卒業したら家を出ていい年齢になってるからな…                      だから俺は学園が大嫌いだ                  クソったれの両親の所為でな…                そう言えばまだ自己紹介していないな…                           俺は霞谷慶策(かすやけいさく)               髪は銀のウルフヘアー、    眼は澄んだ茶色、       悪友が言うにはそれなりに整った顔立ちをした高一さ
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!