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そして俺は学園前の坂の前に居る 学園は小高い丘の上に在るからな… めんどくさいとこに造りやがって… 憂欝に成りながらも登っていく 季節は春、 だから坂の周りにある桜の花は美しい薄桃色の花を咲かしている ……俺は冬が好きなんだけどな… どうでもいいか… 歩き始めて数分… 「……ん？」 誰か学園の前で一人淋しく立たずんで居る 見た事無い人物… 中高一貫の学園だから大抵の奴は知っているが… 何でだろう… 声を掛けなきゃならないような気がしてならない…
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