桜散る坂にて…

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「できるよ君ならさ」                    できるだけ微笑む                      こんな可愛い子の誘いを断る奴なんてまず居ないだろうな…                  「あ、ありがとうございます…」               またも顔を赤らめる…     本当…何をしたらそんな男心をくすぐる行為になるんだ?                   「あ、あの…よかったら友達に成ってくれませんか?」                   「……俺と?」                       どうする…                         俺は落ちこぼれって言われてる…魔法が使えないからな…                   俺と友達になったら…この子まで嫌われるんじゃ…                      それだけは嫌だ                       「……止めといた方がいい…  俺は落ちこぼれって言われててな…              魔法が欠片も使えないんだ…  そんな奴の友達になったら君まで嫌われるぜ?」
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