入学式で

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その後教室に戻って… 「さっきはありがとな 起こしてくれて」 「いえ 気にしないで下さい」 「ほんと助かったよ~ そういえば夢香は中学どこ?」 「私は第三中学です 翔君は?」 「俺は西中だよ 意外と近かったんだな」 「ほんとですね」 そういって夢香は笑った 「あ 先生来ましたよ」 俺っちクラスの担任の先生はまだ大学を出たばかりらしい 「私がこのクラスの担任になった山本蘭です あなた達とは一番年近いから話しやすいと思うよ」 だって まぁ話しやすいならいいかな なぁんて思ってたら夢香が 「話しやすいなら良いですね」 俺と同じこと考えてた(このことを後で夢香に教えたらなんかすげぇ喜んでた なんでだ?) で先生がこのあと5分位話してみんな帰っていく 俺もそろそろ帰るかって思った時に 「翔君 携帯貸して」 「ちょっと待って ほら」 俺は携帯を渡した 「番号とアドレス登録したんです でも翔君誰も登録されてなかったんですけどなぜですか?」 「ああ 俺高校入ってから携帯買ったからなまだ誰も登録されてないんだよ」 「なら一緒です 私は男の子のアドレスは初めてで翔君は登録すら初めて… やっぱり一緒です」 「お~い 翔」 賢哉が呼んでる 「なんだ?」 「誰? そこの可愛い子?」 「彼女は三浦夢香今日仲良くなった」 「夢香ちゃんか良いこと教えてあげる 翔を狙ってるなら相当頑張んないとなコイツこの顔で性格も良いからモテるんだよ」 「あなたとは大違いですね」 …賢哉…ドンマイ 「じゃあ翔君明日ね バイバイ」 「おぅ 明日な」 …さてそろそろ撃沈してる賢哉を救うか 「賢哉 元気だせ夢香も悪気があって言った訳じゃないんだからさ」 「だよな 俺みたいなのが嫌われる訳がねぇ」 バカはほっとくか… 「俺は帰るぞ」 「ひでぇぞ翔…」 こうして俺の高校生活1日目は終わった
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