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    「ねぇ…そろそろ今年も…“あの準備"…しない…?」  ルナは言った。他二匹は顔をゆっくり上げ、ああもうそんな時期かと呟き、そしてサニーが続けて言った。 「ぇぇ、そうね…。去年、一昨年の失敗を糧にして見事に成功した、“アレ"…ね」   「でもサニー、ルナ、なんか冥界なんたか楼の庭師がこの時期になると注意して回ってるらしいわよ。幽霊をおもちゃにしないで下さい><って感じでさぁー」  サファイアは庭師を真似た口調で言った後、ヘラヘラと笑いだし、そして最後にため息を吐いた。   月「じゃあ去年のあの場所も、見つかったら危ういんじゃない…?」   日「殺されちゃうかもね…」   星「私って死ぬっけ?」   「「「さあ?」」」    三匹は互いに不安や疑問をぶつけ合った後、同時に間抜けな声を上げた。    
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