:1.5

2/3
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
   何かが居た。見えた。そして目が合った。     「あ、あなた達も…」   そして話し掛けて来た。 「「!」」 「!?」  驚いたルナとスターの二匹は、後ろからサニーの首の襟を掴みながら、互いに思いっきり引っ張りながら壁に隠れようとした。    当然の如くサニーは「ぐぇぁ」などと苦しげに(事実苦しいのだろう)呻き声を上げた。それを見て慌ててスターは即座に手を離したため、サニーはルナの方えと引っ張られていった。    扉正面から左にはスターが、右にはルナと涙目でケホケホしているサニーが。     ル「(…ち、ちょっとサニー!何よアレ、誰よ!)」 ス「(なにアイツ、誰?泥棒?てか泥棒なら何でまだいるのよ…!)」  そして三匹はひそひそと小声で話し始めた。   サ「(し、知らないわよ私。てか何がなんだかわからないのよ!)」   ル「(と、取り敢えず何か聞いてみなさいよ!)」   サ「ぇ、ルナ、ちょっとなにその無茶振り!?」  サニーが身振り手振りで無茶をジェスチャーを隣に居るルナへと見せつけた。     ス「(…いや、此処はアレを使うわよ)」  スターは三匹の中でいち早く冷静になり、他の二匹に話し掛けた。 サ&ル「(あ、アレって何よ…?)」
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!