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何かが居た。見えた。そして目が合った。
「あ、あなた達も…」
そして話し掛けて来た。
「「!」」
「!?」
驚いたルナとスターの二匹は、後ろからサニーの首の襟を掴みながら、互いに思いっきり引っ張りながら壁に隠れようとした。
当然の如くサニーは「ぐぇぁ」などと苦しげに(事実苦しいのだろう)呻き声を上げた。それを見て慌ててスターは即座に手を離したため、サニーはルナの方えと引っ張られていった。
扉正面から左にはスターが、右にはルナと涙目でケホケホしているサニーが。
ル「(…ち、ちょっとサニー!何よアレ、誰よ!)」
ス「(なにアイツ、誰?泥棒?てか泥棒なら何でまだいるのよ…!)」
そして三匹はひそひそと小声で話し始めた。
サ「(し、知らないわよ私。てか何がなんだかわからないのよ!)」
ル「(と、取り敢えず何か聞いてみなさいよ!)」
サ「ぇ、ルナ、ちょっとなにその無茶振り!?」
サニーが身振り手振りで無茶をジェスチャーを隣に居るルナへと見せつけた。
ス「(…いや、此処はアレを使うわよ)」
スターは三匹の中でいち早く冷静になり、他の二匹に話し掛けた。
サ&ル「(あ、アレって何よ…?)」
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