第四章…ワルキューレは降りず

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電話をかけてきたのは、副官のラドルだった。 『オットー、くつろいでいるところ…申し訳ない。 直ぐにフリーデンタール本部に来てくれ!』 『緊急事態の様だな?何が起こった?』 『ヴォルフ・シャンツェで爆弾テロが起きたんだ! 幸い…総統は御無事だったが。 その犯人グループ捕縛の要請がさっき本部に来て…』 『解った!ラドル!今すぐに行く!』 スコルツェニィはそう言って電話を切り、フリーデンタール本部へと向かった。 「何故…我々に捕縛要請が?」 彼は怪訝に思いながら車を飛ばした。
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