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そして10分後…
『こちらラドル!定位置に付きました。』
『こちらフェルカーサム!準備完了!』
左右の部隊を任せた、指揮官達から連絡が入った。
『では諸君、手筈通りやってくれ!』
スコルツェニィはそう命じた。
それから数秒後、機関銃の発砲音があちこちから聞こえた。
ラドルとフェルカーサムには、あくまでも威嚇射撃に止めるように言ってあった。
そして、スコルツェニィの率いる部隊兵達は…
その手の銃撃にも手慣れたもので…
彼らの放つ弾丸は、予備軍兵士達の身体スレスレを飛んで行った。
この攻撃により、優勢だったはずの予備軍部隊は…
たちまち混乱した。
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