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ヒトラーとの面談を終えたスコルツェニィは部屋を出た。
その時、緊張が解けたのか…彼は急に空腹を覚えた。
「そういえば…何時間も食事をしてなかったな…」
彼の様子を見た当番兵が…
『大尉殿、何かお持ちしましょうか?』
と…言ってきた。
『ああ…たっぷりした物を頼む』
スコルツェニィはそう命じた。
程なくして料理が運ばれ…
彼が一口食べた瞬間…
空軍将校がドアを開けて、
『シュトゥデント大将が会いたいと言っておられます』
と、スコルツェニィに声を掛けた。
『わかった、今行く。案内を頼む。』
スコルツェニィは、やっとありついた食事を後に、部屋を出た。
ムソリーニ救出作戦はこうして開始された。
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