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「はぁ…」
また、断わられてしまった。
「どうしてルル、来てくれないんだろう」
「…先生が生徒と遊びに行くなんて中々ないでしょ」
「だけどさ!生徒会メンバーって私言ったよ!」
「…前世を覚えてるとは、限らないわ」
「うぅ、カレンー」
確かにカレンの言う通りなのだ。
私たちには何故か前世の記憶がある。
私たちというのは…私、カレン、リヴァル、会長、ニーナで入学したときには皆記憶を持っていた。
…スザク君たちは、分からない。
この学園に、いないから。
「アイツ、いつも何やってんだか」
「そんなに忙しいのかな」
「講師とはいえ先生だしね…色々とあるのかもしれないわ」
入学式の日。
会長にルルが先生になっている、ということを聞いた。
…どうしてルルは私たちより早く生まれたんだろう。
それとも同じ年に生まれた私たちが特殊なのかな?
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