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晴れて《いじめられっ子》となった俺は、気丈に振る舞うようにした。
シャツを着て、埃を掃い、教室を後にする。
だけど胸はざわついて仕方がなかった。
どうなるのか予想がつかなかった。
怖くなった。
『おい、充!!!』
ピシャッ
扉を閉めた。
帰り道
綺麗な夕焼けだった。
鮮やかな紅が、蒼い空を包んでいる。
そう 大丈夫
朝が来て昼になり、夜を越えると朝になる。
こんな悪夢もすぐなくなるさ。
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