MERUSA

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楽屋は、この会社の三階にある 俺は今その楽屋の、扉の前にいるのだが・・・ 気まずい、気まず過ぎる さっきから、加藤さんも話さずにニコニコしてるし これは、入ったらなにかあるのか? なにかあるにしろないにしろ、入らないといけないことに変わりはないしな 入るか ガチャっ 俺は意を決してドアを開けた ドスッ 「かはっ!」 何かが俺に飛んできて、それがみぞに直撃した ヤバい、痛すぎる つっても、誰が突っ込んできたかは予想がつく 「たくっ、いつも言うけど突っ込んでくるのは止めてくれ光」 「えへへ、だって龍くるの遅いんだもん」 そう、ニコニコしながら言う女の子っぽい男がベースを担当してる新垣光 髪が茶色で、目も茶色、顔は女の子なんじゃね?ってぐらい可愛い系の男の子 無論、本人にそんなこと言うと怒られるけどな 「ハァ、やっときたな、龍」 そうちょっと、溜息をつきながら言うのがドラムを担当してる鳳条和也 髪は黒に茶のメッシュを入れており、目は黒と茶が混じった感じ 顔はきりっとした感じを、漂わせる顔つきかな そしてこのMERUSAのリーダー的存在でもある 「悪い悪い、話聞いたのが学校終わってからでさ」 おれは、苦笑気味に言った 「まぁ、なら仕方ないな」 そう言って許してくれた 「あれ?そういえば勇希は?」 ちょっとテンションがいつも高めのアイツが居ないとは 「それならね、もう先に行ってるよ。」 「そうなのか、ありがとな」 俺の質問に光が答えてくれたので、礼を言った 「さて、龍も来たことだし撮影場に行くぞ」 「「分かった」」 和也が移動を促し、俺達は移動した
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