魔王の日常

魔王と勇者：１

～城外～

勇者「ここが魔王の城か・・・何か焦げ臭いな。それだけ何か物々しい感じがするぜ！」

～城内・中庭～

魔王「え？マジ！？もう来たの？タン塩、網にくっつくからここ離れれない！魔物Ｃ行ってきてよ！」

魔物Ｃ「え～面倒。Ｄ、お前が逝ってこい」

魔物Ｄ「え・・・僕では倒せないよ。Ｅ、頼むから行ってきて」

魔物Ｅ「いや、俺もタン塩係な気がする」

魔物Ｃ「気がするってなんだよ！お前が行けよ」

勇者「たのもー！！！」

ＣＤＥ「来たよ！！！」

勇者「あれ？タン塩の良い香りがする」

魔王「ＣＤＥ！タン塩をとられたくなかったら応戦だ！！」

ＣＤＥ「おー！！」

魔物Ａ「お前が戦えよ。魔王」

魔王「俺とＡとＢは肉係りだからな（笑）」

魔物Ｂ「笑えねーよ！勇者来てんのよ？ドラクエ５だと山の奥深くで待機してなきゃいけない存在なの！何で焼き肉！？」

魔物Ｃ「大変だー！こいつ、シミュレーションＲＰＧの魔王だ！」

魔王「よくシミュレーションって発音できたな。シュミュレーションとかふざけても間違えるんじゃないぞ」

魔物Ｃ「いや、ふざけてんのアンタだから！戦略マップに炭火焼き肉セットとアンタ達も入ってるんだよ？シミュレーション奥義の“他の敵無視で魔王直行”が出来るんだよ！？」

魔王「マジか！？それはヤバい。パッパと食わなきゃ」

ＡＢＣＤＥ「だから違う！！！！！」