...対面...

3/10
前へ
/17ページ
次へ
しばらく夜闇を進み、          ・ 音霧は道を歩く標的達を見つける。 今回の標的は大人数。 8人ほどだ。 それを1人も逃がすことなく仕留める。 「…誰だ?」 音霧に殺される人らの第一声は決まってこうだ。 「人斬りの闇音か!!!」 8人いるから勝てるとでも思ったのか、一斉にかかってくる。 音霧は焦るでもなく小さく、低い声で 「力量の差もわからん哀れな馬鹿共が…」 とつぶやきあっという間に向かってくる奴らを 綺麗な太刀筋で斬ってしまった。 「ぐあぁ!」 斬られたやつが悲鳴を上げたのは一瞬。 朱が舞った。 もちろん衣服に血などは一滴も付いていない。 ただ足元に人だったモノと大量の朱が広がる。 その中心に音霧は佇んでいた。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

352人が本棚に入れています
本棚に追加