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この学校には「図書室のぶっきらぼう」と呼ばれる女子生徒がいる。
まぁ、名前を聞く限りどんな生徒かは大体予想はつくだろう。
休み時間になると図書室のいつも決まった場所である一定の周期で本ん読んでいく。
もう、かれこれ二年近くコレを繰り返しているらしい。
正直に思うことは頭がおかしいんじゃないのかと思うのだが、普段の生活を伺うとそうでもない。
授業にはちゃんといるし、質問にも答える。
時々分からない事もあるらしく「分かりません」と普通に喋ってもいる。
遅刻や居眠りも普通の生徒と変わらない。
友達も人並みに居るらしく話もしていた。
自分も会話を交わすことは珍しくはない。
しかし、この全ての事において彼女は「ぶっきらぼう」なのだ。
何故?
しらんよ。
彼女が笑う姿をみた事あるのは親だけだと言う伝説がある。
しかも子供の時。
しかし、ぶっきらぼうな人なんてクラスに一人はいるだろう?
なんて考えるのは間違いじゃないさ。
ぶっきらぼうである事にそんなに貴重製は見いだせはしない。
しかし彼女は特別。
何故かって?
それは答えられる。
だって彼女は……………幽霊だから。
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