プロローグ

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右隣を見ると晴斗がいる。 真っ直ぐ前を見つめ、時折頷く。 授業中の晴斗の横顔はキレイだ。 そのさらに隣にはミチがいて、ミチも晴斗の横顔を眺めているから、よく目が合う。 お互いに笑顔で手を振り前に向き直る。 私の見る晴斗の左側の顔とミチが見る右側の顔は何か違うのだろうか、それとも同じなのだろうか。 先生の話は相変わらずつまらない。 晴斗はそんなに真面目にきいて何が楽しいのだろう。
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