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あっという間に一週間が経ち、同窓会当日を迎えた。 「大丈夫?やっぱし短すぎない?」 この日の為に買ったワンピースを、お店の試着室を借りて着替えた。 「そんなに気にするほど短くないって。どうせレギンスにブーツだったら見える部分少ないんだから。」 「そうですよ~。星さんいっつもパンツだから分からなかったけどすごい足キレー!」 この日遅番で入った期待の新人、弥生ちゃんにまでそう言われたら…悪い気はしない。 「ありがとね、弥生ちゃん。」 お礼を言うと、弥生ちゃんは照れ臭いそうに笑った。 「星、時間大丈夫?」 「あっ!そろそろ行かないと!」 コートを羽織り、その日着ていた洋服を袋に無理矢理詰め込んだ。 「では行ってきます!」 「健闘を祈る!」 「星さん気をつけて。」 二人に見送られながら、待ち合わせ場所に急いで向かった。
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