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「麗子、今日夜空いてる?買い物付き合って欲しいんだけど。」
散らかった服を畳み直しながら、パソコンで在庫管理をしている麗子に声を掛けた。
「買い物?いいよ~。今日は彼氏バイトだから。」
「は?バイト?あんたの彼氏フリーターなの?」
「違うよ、学生なの!」
「大学生?」
「…高校生…。」
「はっ?!」
麗子の言葉に耳を疑った。高校生の彼氏だなんて一体いくつ離れてると思ってるんだ。
「淫行ですよ、お姉さん。」
「ちょっ!やめてよ~、変な事言うの!真面目に付き合ってるの!あたし達は。」
「はいはい。さーせん。」
麗子は顔を思いっきり赤くしながらまたパソコンを打ちはじめた。
少しからかい過ぎてしまった。反省。
そんなやり取りをしている内に、遅番の子達が「おはようございます。」と、元気に出勤してきた。
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