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＃１

日曜日の午後ともなると、店内は若い女の子や休日の家族連れでごった返していた。

棚の上にクシャクシャに積み上げられた洋服達に構ってる余裕もなく、試着やレジでてんてこ舞いだった。

｢いらっしゃいませ～、どうぞご覧下さい～。｣

｢ありがとうございま～す。｣

一日が怒涛のように過ぎて行く…。

夕方６時を過ぎ、ようやく人の波も落ちついて来た。

｢よし、そろそろお客さんも引いてきたし上がろっか、星。｣

｢ん？そだね。上がるか！｣

まだ半分は畳みきれてない洋服があるけど、後は遅番の子達に任せて先に上がることにした。