闘病生活

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お母さんが入院するにあたって、担任の先生に相談した。 でも、私自身どうすればいいのか分からなかったし、なんて説明すればいいのか困ってしまい 「先生、お母さんが死んじゃう」 という報告しかできなかった。 先生は驚きながらも話を聞いてくれた。 学校なんか二の次でいいからお母さんについててあげなさい、悔いの残らないようにと言ってくれ、学校側に話を通してくれた。 でも、あたしはあんまり病院に行く事ができなかった。 お母さんが「何で?学校は?」と怪しむからだ。 告知をしていない手前、大袈裟に顔を出せず、病室の外で待機して、寝ている時に顔を見るくらいしかできないのが歯痒かった。
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