第1話

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 村長はあごひげをいじりながら「ふ~む」などとつぶやいている。  おそらく村の警備についてあれこれ考えているのだろうが、帰ってもらわないとコドラゴのハーブ包みが焼けない……。   「ふむ!ではこちらでも傭兵か何か雇う事にしようかの。 教えてくれてありがとうマナちゃん。 ではな」    それだけ言うと村長は老人らしからぬ足取りで帰っていった。    ……。    とりあえず、コドラゴのハーブ包み焼き……。
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