第1話

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ガチャバタっ!!    私は勢いよく扉を開き母さんの元へ突進した。   「コドラゴの醤油煮は!?」   「んもう~マナちゃんったらせっかちなんだから~😃」   「コドラゴの醤油煮!」   「ただじゃあげない😜って言ったじゃないの~😁」    ……。    ……あぁ……。    魔女はただで施しはしないんだった……たとえ相手が娘でも……。   「マナちゃんの変身のために必要なお香が少なくなっちゃったのよ~😞 森の中層辺りにいる魔物が材料になるんだけどぉ~……取って来て❤」   「……わかった。醤油煮、とっといて」   「ありがとうマナちゃん❤ 気をつけてね~💕」    私はコドラゴの醤油煮のために魔物の巣である森へ──   「どうしたのマナちゃん?」   「変身」   「……あぁ❗💦」    いくら私でも生身で森に入るのは自殺行為だ。
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