第1話

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 帰り道に少年を見かけた。  さっき告白しようとした少年ではないが、やっぱり名前は知らない。    栗色の髪をしたその少年は母さんの家を覗き込んでいる。    ……そういえば母さん、「子供って可愛いわね~😃一人で悪い魔女の私を倒しに来たわよ~😜」なんて言ってたな。    私の視線に気付いたのか、少年はこっちの方を見ると睨み付けてきた。   「何見てんだよ」   「……別に」   「……こんな所で何してんだ?」   「……散歩」   「……」   「……」    少年は舌打ちすると村の方へ走って行った。    ……母さん、子供って可愛くないよ……。
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