出逢い

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「な…何すんだよ、こんな所まで引っ張りやがって…離せよ!このジジイ!」   「黙れ、貴様…警察につきだされたいか?」   鋭い眼光が少年を射竦める。そのまま身動きが取れなくなった少年の腕をおもむろに解放すると再び口を開いた。   「少年よ…この私に拳を一発入れてみよ、そうしたら見逃してやろう。だがもし、一発も入れられない場合は…警察にでも突き出そうか…」   突然の出来事に少年の思考回路はパンク寸前だった。  
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