朝起きることが出来たなら‥

2/10
前へ
/122ページ
次へ
  お月見の夜でした。 縁側に座ってキレイなまんまる月を見ながら 書生は一息ついて それから先生に尋ねました。 「先生‥ 私にはモノ書きとなるための想像力が足りないような気がします」 串のおだんごをひとつ口に入れて モノカキ先生は尋ねました。  「君は明日、何時に起きる予定だい?」 書生が戸惑いながら答えます。 「えっ・・・・6つと半の予定ですが・・・」 モノカキ先生は尋ねます。 「君は明日きちんと起きる。 起きることができる。 そうだろう?なぜだい?」  
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

93人が本棚に入れています
本棚に追加