モノカキ先生

朝起きることが出来たなら‥

書生が少し考え込んで答えます。

「では、私に足りないのは鍛錬ということですね・・・」

モノカキ先生は
お団子の串をお皿に置くと
書生の肩を叩いてこう言いました。

「そんなに悩む事でもない。

たくさんの想像力の具現化がこの世界を作っている。

けれど、それは、君が明日起きる作業と何ら変わらない。

ただ、毎日起きてるもんだから

ちょっとばかしそっちの方が上手いってだけさ。」