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そういうと先生はお月見だんごを
ぱくっとまたひとつ食べました。
「うーん、
このだんごを3つじゃなくて
4つ串に刺そうと思ったやつは天才だな。
3つ食べたのに、まだもうひとつあるぞ。」
口をもごもごさせながら先生は嬉しそうに言いました。
書生は緑茶を一口すすると
キレイな満月を見て言いました。
「先生のお茶
もう一杯入れてきますね。」
「おお!なんほ気がひくんだぁ」
先生はモゴモゴしながら
だんごのなくなった串を
夜空の月にかざして
「こんなでっかい団子があったら愉快だろうなぁ」
と、にこにこしていました。
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