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「ねぇ、いつまで続ける気?」
突然聞こえた知らない声。
振り向けないから顔は見えないけど、誰かが来てくれたことに僕はただ感謝した。
「あぁん?兄ちゃんもやられてぇのか?」
ボスの部下Aがガンをとばした。続けて部下Bとボスも汚い言葉を喚き散らす。
「あーそれはごめんかなー。それはそうといい加減その子離してやんなよ。泣いてるじゃん。」
「泣いてても関係ね………!!」
ん?ボスの言葉が途切れた。と思ったら、
「うわっ」
僕を掴んでた手を離されてドサッと見事に尻餅を着いた。
(イテテェ…でもどうしていきなり離したんだろう?)
しかし答えはすぐにわかった。
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