記憶‐メモリー‐

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                夜……。 仕事は終わり。 最初は君を連れて、適当にぶらぶら歩く。 そして徐々に、人のいない路地裏へ… 「ねぇ…俺をどこに連れて行くんですか…?」 「どこだろうね?…ふふ」 「……貴方…今日、変ですよ……なんか恐い」 「そんなことないって。オイラはオイラだよ」 笑って、振り向いた。 …つもりだった。 「嘘…。貴方、笑ってない…」 …やっぱり、君には敵わないか。 スッ…と、用意してあったナイフを背中に隠すように取り出す。 .
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