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他の人と話したり、笑い合ってたり、出掛けたりすると、すっごい心配された。
最初は、心配してくれてすごく嬉しかったし、心配性だなぁぐらいにしか思わなかったのに…
彼の心配性は、段々エスカレートしていった。
俺が出掛けて帰ってくると、異様に何かなかったかと聞いてくる。
何もなかった。と言っても、なかなか引き下がってくれなくて、苦労した。
……ある日。
「でさ、その料理がマキシマム旨くてさ」
「ホント?じゃあオレも、今度食ってみよう♪ そのお店もっかい教えてくんない?」
仲間からこの前食べたおいしい料理の話を聞いてた時。
彼は撮影を終えて、楽屋に戻ってきた。
「ウヒャヒャッ なんだよそれ~」
「笑うなって、俺あの時マジだったんだからっ」
迂闊だった………。
“他の人”
それは仲間も同じ。
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