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「俺、相沢が好きだ」
『……………へ』
「だから、まだ帰んないでほしい」
すげぇセミの
泣き声がうるさかった
しばらく俺を見つめていた
彼女は、どかっと俺の隣の
席に座った。
『ほら、
わかんないところどこ?』
「ぜ、全部………」
『っはぁ……早く座って。
教えてあげるから。終わったら
アイスおごってね!』
「……え、」
思わず横を見ると
俺の視界に写ったのは
飛び切り笑顔の女のコ。
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