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それは突然やってきた。
『謎の女の存在』
夢なのか現実なのか揺らめいていてよく解らない…
『お姉ちゃん』
そう呼んでいた気がする…
でも私に姉は居ない…ハズだ…
親にも聞いてみた…
やはり知らないようだ…
自分の子どもを間違うようでは、親失格だとも思う。
しかし、その日は訪れた…
調べ物があり、図書館へ行き、インターネットで気になる記事を見つけた。
6年前、日本を訪れた外国人の話だった。
正装なのか、マントを羽織ったその姿が印象に残った。
プリンセス(お姫様とも。)を願う事もある、ごく普通の少女だった。
ある時、夢を見た。
インターネットで見たマントの男と、今の自分と同じくらいの女の子が一緒に車に乗っていた。それを、なぜか必死に追い掛ける夢だった。
必死に追い掛けて、追い掛けて追い掛けるが、車に追い付くことすらできずに目が覚めた。
**「…どんな夢だよ…夢で疲れるなんて…」
母「はづきー、ご飯よー。」
ハヅキ「はーい。いまいくー。」
乱雑に机の上に置いてある本を整理し、学校から帰ったままだった事に気付き、寝間着に着替える。
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