~変わる日常。侍復活!?~

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「して……此処は何処でござるか?随分と風変わりな屋敷とお見受けするが……」 「待った。取りあえず、こっちの質問に答えて貰う。 分からない事だらけなのはこっちの方だ」 「む……これは誠に失礼をした。助けて頂いた身でありながら度が過ぎたでござる」 そう言ってまた深々と頭を下げるこの男。 ……案外、良い奴なんじゃない? いや!しっかりしろ!相川家最終防衛ライン! お前がやられたら、誰がこの家の平和を守るんだ!! みたいな脳内寸劇を終えて再び気を引き締める。 「まず、職業」 「しょくぎょう……?身分の事でござるか?若様のお目付役でござる」 「年齢」 「数え年で二十歳でござる」 「出身」 「甲斐の国の名も無き農村でござる」 「好きな食べ物は~?」 「好きな女性のタイプも!あ、タイプっていうのは種類って意味な」 「あんたらは入ってくるな!」 人が真面目にやってんのに何でこんなに空気ぶち壊すかね、この両親は。 どこぞのカウンター技大好き天才テニス中学生みたいな笑顔しやがって……。 「拙者、金平糖が好物で、やはりおなごは品のある落ち着いた……」 「あんたも答えんでいい!」 最終防衛ライン“ユウト”最早壊滅寸前であります、はい。
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