『出会い』

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火衣はゆっくり夏姫に近づいてきた。 「俺と付き合ってよ」 「あんたが好きだ。」 真っすぐな火衣からの告白に夏姫は言葉が出なかった。 「・・・」 「俺を好きになってよ」 「・・・」 「ねぇ」 「・・・無理」 「なんで?」 「普通無理でしょ。たった今会ったばかりなんだよ?あなたのことまだ名前しかしないし・・・。それに・・・」 「それに?」 「あたしは今傷心中なの!!そんな簡単にまた恋なんかできないんだから!」 夏姫はそう叫ぶと火衣を残し、公園を後にした。
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