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ワン ワン
と何処からか犬の鳴く声が聞こえる。
夏姫はその声に反応し、目を覚ました。
「あたし・・・まさか寝てた?」
いつしか雪も降り止み、街のイルミネーションも消えていた。
公園内にあるいくつかの小さな街灯だけが夏姫を照らしていた。
ふと、
隣を見るとそこには知らない男の人が寝ていた。
「えっ・・・??」
夏姫は慌ててその場に立ち上がった。
「・・・うそ」
「誰なの・・・?」
「いつから、ここに?」
寝息を立てて眠るその男性を夏姫は困惑した表情で見つめた。
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