『出会い』

6/11
前へ
/143ページ
次へ
ワン ワン と何処からか犬の鳴く声が聞こえる。 夏姫はその声に反応し、目を覚ました。 「あたし・・・まさか寝てた?」 いつしか雪も降り止み、街のイルミネーションも消えていた。 公園内にあるいくつかの小さな街灯だけが夏姫を照らしていた。 ふと、 隣を見るとそこには知らない男の人が寝ていた。 「えっ・・・??」 夏姫は慌ててその場に立ち上がった。 「・・・うそ」 「誰なの・・・?」 「いつから、ここに?」 寝息を立てて眠るその男性を夏姫は困惑した表情で見つめた。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

404人が本棚に入れています
本棚に追加