『出会い』

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ワン ワン 小さな犬が夏姫達に駆け寄ってきた。 「あ、さっきの鳴き声のわんちゃん?!」 犬は夏姫の足にじゃれつくと、横に寝ている男性の顔を舐めた。 「・・・ん」 犬に舐められ、その男性は目を覚ました。 上半身を起こすと、立ち尽くす夏姫を見上げた。 「やっと起きたんだ」 「・・・えっ」 男性はゆっくりと腰を上げた。 「俺は草間 火衣(そうまかい)」 火衣はにっこりと微笑んで夏姫を見た。
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