さよならのあと

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誰もいなくなった部屋は、僕の耳に君の笑い声だけを響かせた。 しかし明かりを付けるたび、それは幻だと気づくかせる。 いくら君を探しても、写真のなかの笑顔だけが、僕に笑いかけていた・・・ クルンとしたくせっ毛が嫌いだって言っていた髪型も、いつも眼鏡でごまかしていた童顔も、僕は全部好きだった。 だけど、君はもういない・・・
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