刻み屋

これからの生活

虎吉｢まず、お前がこれからどこに住むだな｣

龍慈｢なんで？此処に住んでたらいいだろ｣

虎吉｢ハァ…あのな、敵さんは此処の場合知ってんだ。だから此処に居たら何時殺されてもおかしくないで｣

龍慈｢あっ…そうだった。じゃあ…どこに住もうかな？｣

虎吉｢この際また、殺し屋の世界に戻ってどっかの事務所に入れて貰ったら？｣

龍慈｢…でも、ほとんどの奴は俺の首欲し奴ばっかだぞ｣

虎吉｢じゃあ、河上事務所に頼んでみたら？｣

龍慈｢ああ、あっこなら、信用出来るかもな｣
河上事務所とは龍慈が現役時代に居た事務所だ。

龍慈｢じゃあ、久々に行ってみるか｣

虎吉｢そうか、じゃあな。また、なんかあったら連絡しろよ｣

龍慈｢ああ、分かった。じゃあな｣
そう言って虎吉は帰った。

龍慈｢さて、引っ越しの準備するか｣
そう言って俺は色々な物をカバンに入れた。

龍慈｢あっ…これは｣俺が見つけたのは…拓也が何時も遊んでいたおもちゃだった。それをカバンの中に入れた。
そして、荷物を外に出して俺は家に火を付けた。

龍慈｢もう、俺は引き返せない…｣
そう言って、家を後にした。