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どのくらいそうしていただろうか…いつの間にか周りがオレンジ色に染まっていた。俺は鼻をすすり骸から離れ
「…うぅ長々とごめん」
袖口で涙を拭いていると骸に手首を掴まれハンカチで優しく拭かれる
「いえいえ、それよりそろそろ日も落ちてきたことですし僕のマンションにでも来ませんか」
今は冬だ、長々と外にいれば体も冷えてしまうだろう、そう骸は考えて此処からそう遠くない自分の住んでいるマンションに誘った。まだ一緒にいたいがために
俺は少し考えるふうをしてから小さくだがしっかりと頷いた。
「そうですか、よかったです。では、行きましょう」
俺の手を取り公園から移動する
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