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初めての味。鉄臭いけどどこかその匂いが心地よかった。
「…もういいだろう。あとは…光一様にもらいな。光一様の血が君に与えた力を開花させてくれる」
光一の…?
あかん、めっちゃドキドキしてきた💦
「さぁ、いきな?光一様の腕の中へ」
でも、一つ聞きたい。
「なんで貴方は俺は人間だとかいってここにいる術を教えた?」
そう、最初はあんなに寄せ付けない感じがしたのに。さっきだってそうや。
なんか信用しきってませんオーラめっちゃ出してたんに。
「光一様が人を愛すのは初めてなんだ。時にわからないがために君を傷つけることもあるだろう。恋も愛も優しさを知らない光一様は心も綺麗…だから初めて光一様が執着したものだから尊重したいと思ったんだ」
優しさを知らないのにあんなに優しいのはきっと根が優しいのをそのままに今までいたからやろう。
これはなんとしても光一を守らないとって思った。
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