†HYDE's memory†

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彼は少し考えてから俺の手の甲を少し爪で裂き、出てきた血をためらいもなく舐めた。 「ヴァンパイアになるゆーんはこういうことやで?後悔しんか?」 「しない」 俺がそう告げた瞬間に光一は俺を押し倒して首筋を舐めた。 「んっ…」 くすぐったくてなんともいえない感覚が俺を襲った。 「やめるのなら今だ。」 「やめない。…んっ…」 そばにいれるならなにも怖くない。 ブツッていう音がして痛みに顔を歪めてしまったけど嬉しかった。 「そういえば…名前は?」 「ぁ…ハイド…///」 「えぇ名前。それに綺麗や。」 そう言って俺の唇にキスしてきた。 したこともない深いキス。 「んっ…ふぁっ…」 「君を抱いていいかな?」 「ぅん…///」 嬉しかった。 ただ…嬉しかった。 そばにいて、こんなにも深い愛をもらえて。 「好き…人目ボれ…しちゃったんだ」 「あはは、そっか///愛したる。」 貴方のその微笑みが俺には眩しいくらいの希望だった。
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