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そして迎えた翌日。
太陽が眩しくて痛い。起き上がったそこに光一はいなかった。
変わりにいたのは無機質な顔をした独りの男だった。
「お目覚め、か?俺はガクトだ。光一様がお待ちになられてる。俺のことは好きに呼べ。」
そういってその男はそばにあった俺の着替えらしきものを置いて部屋から出ていった。
「…なんなんだろう?」
わからへん。
「…とりあえず着るか。」
着替えた俺はガクトと名乗った男を呼んだ。
「着替えたけど…」
「行こうか」
「は、はぁ…」
俺の手を引いて歩くその男。
これから光一のとこに行くんだ。それだけで俺は緊張しながらもなんとなく舞い上がっていた。
「光一様」
「ん。ハイド。おいで」
腕を広げて俺をまつ光一。
迷わず飛び付いた。
光一の腕の中すごく落ち着くんだ。
「昨日の続きいいかな?」
…その言葉にそういえば昨日結局俺が気を失ってしまったから我慢させてしまったんだと思い出した。
「ぅん。いぃ…///」
でもなんだか恥ずかしいな///
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