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オリーブ
「・・・ん?」
目を覚ますとあたしは見たことのない場所にいた。
ミズキ
「お目覚めですか?」
目の前には水色の髪の美人さん。
オリーブ
「ここはどこ?あなたは誰?私は誰?」
ミズキ
「ここは私たちのアジトです。私はミズキと言います。あなたのことは知りません」
律義に全ての質問に答えてくれた。
なんていい人なんだろう。
オリーブ
「でも優しいのは最初だけ。友情なんて所詮幻。どうせあなたも私を裏切るのよ!そう、あの日のたま美のように!」
ミズキ
「ちょっ、いきなりなんですか!?たま美って誰ですか!?何があったんですか!?」
オリーブ
「あぁ、たま美・・・親友だったのに。えぇ、本当はわかってる。私が彼をとってしまったからいけないの。泥棒猫と言われても仕方ないわ・・・」
どんよりと重い空気が漂い、ミズキは困った。
(この空気ではさすがに昼ドラかよっ、とは突っ込めない・・・)
オリーブ
「もしあの日に戻れるなら彼女のふくよかな肉球で癒されたい」
ミズキ
「たま美さんって猫だったんですか!?」
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