第1章

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ーーー…それは、 夏休み前の期末テスト最終日。 キーンコーンカーンコーン。 テスト終了のチャイムが鳴り、同時に担任の菅原が声を上げる。 「終わりだ。列の後ろから答案用紙を集めろ。」 その声にみんながシャープペンを置き、答案用紙を前に回し出す。 俺も後ろの席の答案用紙に自分の答案用紙を重ね、前の席に渡す。 そして、俺はどっと脱力感を覚え、机に顔を伏せた。 そうしている間に、菅原はSHR を始める。 つ、疲れた…。
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