夜がくる…

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「…そう言えば、お袋遅くないか?」 一沙と共に夕食を済ませた俺は、もうすぐ9時を指そうとしている時計を見ながら呟く。 いつもなら、遅くても7時頃には帰って来ているはずが、今日は遅い。 いや、マザコンではない。 ただ、最近は変な事件も多いし… 「兄貴、忘れたの?」 「はっ?」 「お袋は夜勤だろ?…親父は出張で一週間京都だし…今日は静かでいいよ」 ゲッ…それじゃあ、今日は一沙と2人? それは、いくらなんでもヤバいだろ… 俺の理性が。
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