結末【其の零】

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『葵が生まれてからのあなたは、まるで除け者だったわね・・』 「・・・・ゔうっ・・・」 『今までは当たり前だった愛情も、全てが妹に行ってしまったのだから・・』 拓海はもはや、もがく事すらやめた・・ 『まあよく考えたら、あなたも可哀相な人ね・・自分が悪いわけじゃないのに・・』 バァーンッ!! 女性は床に発砲する。 『話し聞いてるっ!?』 「・・・・」 『あなたはずっと考えていたわ・・大人になったら両親を殺してやろうと・・』 「・・・・・ゼエッ・・・ゼエッ・・・」 『それが、三年前の警視庁襲撃事件。あなたはそれにまぎれて、両親の殺害を密かに計画していたのよね。』 「・・・・よ・・く、知ってる・・・な・・」 『あなたの事なら何でも知ってるって言ったでしょ・・・クスッ』
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