結末【其の零】

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『羽山陸が・・全国の警察を狙い出した頃・・あなたは両親に虐待されたと警察に駆け付け、無実の罪だった両親を警察に出頭させたよね・・』 「・・・そ・・れが・・どう・・した?」 バァーンッ!! 女性は、拓海のもう片方の手の甲も打ち抜いた。 「!!・・・・」 しかし拓海は、血を流しすぎたことにより、痛みすら感じなくなっていた。 『妹にバレないように留守を狙ってね・・』 「・・・・」 『あなたは両親を恨んできたけど、妹だけは恨めなかった・・まるで、実の妹のように可愛がっていたから・・』 『妹だけには手をだす気はなかったみたいね・・それほどまでに大切な存在だったのかしら』
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