女の武器と陰謀の果てに

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『失礼しまぁーす。』 鼻にかかりまくった声と言い方で、再び土屋が現れた。 …絶対、立ち聞きしながら タイミングを見計らっているとしか思えない。 土屋が入ってきたと同時に、唐木部長は 『じゃ、そういうことだから。今から人事部の増田部長に、説明を聞きに行ってくれ。』 と、早口で畳み掛けると さっさと席を立ち 『あ、すまない。そこ片付けておいて。』 と、土屋に湯呑みの片付けを頼んだ。
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